「未経験から3ヶ月で即戦力に」

元キーエンス営業が語るDigiManの人材育成力

「営業なんてやったことないし、本当に自分にできるのだろうか…」
「ベンチャーは成長できる環境って言うけれど、実際はどうなんだろう?」

誰もが抱くこうした不安。しかし、株式会社DigiManでは、こうした不安を確実に希望に変える仕組みがある。

その仕組みを作り上げたのが、取締役CSOとしてDigiManに立ち上げから携わっている海老根亮太氏だ。2019年にキーエンス株式会社に新卒入社し、3年半で顕微鏡事業の営業を極めた後、2022年にDigiManに参画。現在は営業未経験者を短期間で一人前の営業マンに育て上げる環境を作り出している。

本記事では、急成長ベンチャー企業としてのDigiManの実態と、なぜDigiManで営業未経験者が短期間で成長できるのかをお伝えします。

海老根 涼太|Ryohta Ebine

  • 2019年 株式会社キーエンス 入社
  • マイクロスコープ事業部にて、6半期連続目標・過去最高売り上げ達成
  • 2022年 CEO安達とともに株式会社DigiManを立ち上げ、取締役CSOに就任

この記事を読んでほしい人

  • 未経験で営業職に携わるのが不安な人
  • DigiManの成長環境の実態について知りたい人
  • キーエンス流営業術に興味がある人

DigiManは一人前への最短ルート

3ヶ月で一人前になる仕組み

「未経験者を3ヶ月から半年で一人前の営業マンに育てる」——これがDigiManの最大の強みだ。海老根氏は、この短期間での成長を可能にする仕組みを語る。

「最も大事なのは、座学ではなくOJT(On-the-Job Training)を中心とした実践的な育成です。どんなに研修で営業理論を学んでも、実際にはできるようになりません。やりながらでないと身につかないんです」

2週間目から実践スタートの早期戦力化

「2週間目くらいには営業(実践経験)を始めます。これによって、脳死で仕事をさせることなく、自分で考えながら営業を学んでもらいます。レベルに応じたフィードバックを重視しているので、確実に成長できるんです」

あえて簡略化した「座学」-ずっと学ぶ環境-

多くの企業では、入社後3~6ヶ月間の座学研修が一般的だ。しかし、海老根はこのアプローチに疑問を呈している。

「普通の会社では3~6ヶ月だけ研修を行い、そこからの教育は行いません。でもDigiManは入ってからずっと学び続けることができます。オンボーディングシステムで最適化された座学もやりますが、それは共通言語で会話できるようにするためです。あくまでも未来の教育の質を上げるため。それだけなんです。」

DigiManは「教えたがり集団」

DigiManの育成力の源泉は、組織文化にあると海老根は述べる。

「DigiManにはGive&Give&Give&Cakeの文化があります。積極的にGiveを行って、それに対する見返りはちょっとのお礼で十分、みたいな(笑)。だから、CEOの安達や私含め、教えたがりな人がめっちゃ多いんです。社員全体のモチベーションが高くて、『金稼げればいいっすわ』みたいな人が全然いないんです」
「これは採用から徹底していて、どんなに優秀であっても、そういう人は取りません。どういうキャリアビジョンがあるか?どんな性格か?に注目しています」

キーエンス流営業とは?

DigiManの教育環境はいかにして生まれたのか?海老根の経歴をたどることで、その理由を紐解いていく。

なぜキーエンスに入ったのか?

海老根氏がキーエンスを選んだ理由を語る。

「ぶっちゃけ、給料が理由の一つでした。でも、それ以上に、何かの分野で1番になりたかった。
元々、環境依存が強いタイプの人間だと自覚していたので、日本一の営業力と言われる企業の環境を体験しないと、自分の水準が上がらない気がしていました」

「キーエンス流営業」の威力

海老根氏は、キーエンスで学んだ営業の凄さについて、こう述べる。

「キーエンスのすごいところは、研修期間中に渡されたベストデモというプレゼン資料の通りに商品のプレゼンをするだけで、営業レベルを50点まで引き上げられることです。
そこにエモーショナルな部分や感情表現といった営業スキル20〜30点を乗せるだけで、マジで1000万円の顕微鏡を売れるようになるんです。
だから、本当に入って半年のペーペーが1000万の売上をつくるみたいな。普通じゃ考えられないですよね。」

創業当初の人材確保の困難-非キーエンス人材とのギャップ-

創業当初は、キーエンス出身でない者の仕事のできなさに、なぜできないのかと疑問に感じたこともあったという。

「創業当初は安達さんと2人で7000万円程度の売上を上げていました。ただこれだと、やれる仕事の規模に限界があったので、最初は業務委託を雇い始めたんです。でも、優秀な人材が全く採れませんでした。採っては辞め、採っては辞めを繰り返して、当初はなんでこんな簡単なこともできないんだ、って毎日どうしたらできるようになるのかわからなくなっていました」

キーエンス流「教育力」の発見

しかし、社員を雇い始めたことで、海老根はキーエンスで培った『真の強み』に気がついたと述べる。

「この時から社員の採用を開始しました。小甲さんっていう私よりキャリアを積んでいる方を採用したんですけど、最初はやっぱり求めている仕事をしてくれなくて困っていたんです。
でも、毎日私と安達さんと小甲さんの3人で共に考えることですごいスピードで成長してくれました。その時初めて、私がキーエンスで学んだ部分はこれだなって思いました。単純な営業力だけでなく、1人1人にレベルに応じたFBを行い、一流の営業マンにしたてあげる教育力。これをDigiManでさらに伸ばしていこう、って考えたんです。今では小甲さんは営業チームのマネージャーを務めてもらっています。

なぜDigiManでは成長できるのか?

DigiManが考える「一流の営業マン」とは

海老根は、DigiManが目指す営業マンの定義を明確に示している。

「DigiManが考える一流の営業マンとは、人に教え、教えられた人ができるようになるように、わかりやすく伝えることができる人です。自分が数値目標を達成するだけでは終わりません。アポが取れることは前提で、そこは求めていない。人に教えられるレベルの営業マンを育てることが目標です」

DigiManで一流の営業マンが育つのは
- 上司の教育力
- 自発的に学習できる環境
の2点だという。海老根は以下のように詳しく語る。

『教える側』の成長

「週1回1時間の『教える側』の勉強会を行っています。マネジメントについてをマニュアル化して徹底的に浸透させています。これのおかげで、指導者のレベルも継続的に向上しますし、組織全体の育成力が底上げされています。」

『自発的な学習』を促進する仕組み

「ただ、教えられるだけでは成長は見込めません。結局自分で学習しないといけない。ただ、自学習をサポートする仕組みはしっかり会社が用意するよう心がけています。」
「例えば、スキルマップだったり、他人との営業実績が比較できるシートを共有することで、社員は自分で『自らに足りないスキルはなにか?』を考えることができます。他にも、安達さんが本を買ってくれたり、社員らも自発的に勉強会を開催しています。」
「組織全体に『教育』の大切さが浸透しているからこそ、『自分がいいならいいや』って考えている人は全くいないんですよね。」

海老根の部下への思いとは

ここまでして、教育に力を入れる理由とは一体なんなのだろうか。

「組織として会社が回るために営業を教えるというよりも、全員に『本質的な営業力』を身に着けてもらいたいと思っています。
DigiManを出ても、どの職場でも通用する人間になってほしいです。最短ルートで安達さん(社長)や、私のランクまで行けるようにサポートを行っています」

読者へのメッセージ

最後に海老根から、営業未経験者に向けた力強いメッセージをいただきました。

「どこで働いてもよいかとは思います。ただ、重要なのはそのキャリア選択が自分が本当に求めているものへの、最短距離なのかどうか、ということです。
DigiManでは『最短でスキルが付けられるような道筋』が提示されていますし、我々もそのあなたの成長のサポートを全力で行います。もし興味があれば、ぜひ面接に来てもらいお話したいですね。」