営業職への転職は本当に可能?

コミュ障だった私が成果を出せた理由

「未経験で営業職への転職を考えているが、コミュニケーション力に不安がある…」
「人と話すのが苦手でも営業で活躍できるだろうか?」

もしあなたがそんな疑問や不安を抱えているなら、この話はきっと役立つはずです。
新卒でエンジニアとしてキャリアをスタートさせた秋元崇利は、現在はDigiManで営業チームリーダーを務めています。

話すことが本来好きだった自分が、初対面の人との会話で極度に緊張してしまった。秋元はこのギャップをどう乗り越え、営業職で活躍するに至ったのか。
その具体的なプロセスと成長の秘訣を語ります。

秋元 崇利|Takatoshi Akimoto

この記事を読んでほしい人

  • 未経験で営業職に携わるのが不安な方
  • 営業職に携わりたいが、コミュニケーション能力に不安がある方
  • DigiManに興味がある方

人と話すことが苦手だった元エンジニアの決断

エンジニア時代の働き方と転職のきっかけ

エンジニア時代の秋元の仕事は、基本的に一人でもくもくと作業を進める時間が大半を占めていました。全く人と会話をせずに仕事を終える日もありました。

「本来、人と話すことは嫌いではなかったはずなのに、仕事で初対面の人と話す機会になった途端に、なぜこんなにも戸惑い、言葉が出てこないのか。思うように話せない自分への落胆と、このままでは成長できないという強い危機感が、転職を決意させる原動力となりました。」

転職活動での選択と決断

周囲からは「エンジニアの方が向いている」、「対人の仕事は向いていない」と指摘されていたこともあり、中々就職先を決めきれず、転職活動は約4ヶ月間にもわたりました。

しかし、「このまま避けていたら一生変われないかもしれない」という焦りに近い感情が挑戦の原動力になったといいます。

「多様な人々とのコミュニケーション力を向上させ、信頼関係を築ける人間になりたい。営業の現場に身を置けば、自然と苦手意識に向き合う環境になる。そうした場に自分をおくことが成長の近道だと直感的に思いました」

DigiManとの出会い

転職活動を進める中でDigiManと出会い、ここなら自分の目指す営業像を実現できると確信したと秋元は振り返ります。

「特に印象的だったのは、営業活動が個人の能力に依存せず、誰もが再現性を持って成果を出せるよう、徹底的に分析・構造化されている点でした。これは、エンジニアとしてロジックを追求してきた私にとって、まさに理想的なアプローチでした。

単なる体育会系の『根性論』ではなく、DXの知見と営業ノウハウをデータに基づいて体系化された仕組みとして組み合わせることで、属人的ではない再現性の高い営業力を実現している点が、私がDigiManに興味を持った理由です。」

営業職への転職で直面した不安と向き合い方

対人コミュニケーションへの具体的な課題

営業職への転職で一番最初にぶつかった壁は「お客様と認識が合っていないまま会話を進めてしまうこと」でした。

「営業活動を始めてすぐ、『すぐに返答してしまう』『十分に吟味せずに返答してしまう』といった話し方の癖を指摘されました。お客様の話を正確に理解できないまま会話を進めてしまい、ご不快な思いをさせてしまうこともあったんです。

それからは、上司からの『焦らず、まずは聞くことに徹する』という助言を受け、実践に移しました。その助言は、私が常に焦り、沈黙を恐れていたことを見透かしたかのような、まさに私に必要な言葉でした。この助言を胸に、私は実践を重ねていきました。

DigiManの育成環境は、私の成長をさらに後押ししてくれました。上司からのフィードバックやサポートが手厚く、『失敗は学びの機会だ』と言う考えが根付いているため、恐れずに挑戦できる雰囲気があります。みんなで支え合いながら前進していける、そんな職場だと感じています。」

営業職で身につけた"考えながら話す"という後天的コミュニケーション力

営業力はコミュニケーション力ではない

最初は営業でのコミュニケーションに苦手意識があったと語る秋元。しかし、営業力は必ずしもコミュニケーション力と一致しないという気づきがあったといいます。

「最初は営業はその場でのコミュニケーション勝負だと思っていました。だからこそ、口下手な自分には無理だと感じていたんです。

しかし、DigiManでの徹底した指導と実践を通じて、私の認識は大きく変わりました。お客様の業種や企業規模、想定される課題を事前にリサーチし、それに基づいた質問リストや提案の仮説を準備するようになったのです。

特に印象的だったのは、上司とのロープレです。上司はお客様になりきってくれ、私が準備したスクリプトがいかに通用しないか、どこが弱点かを実践的に教えてくれました。こうした日々の積み重ねで、用意した仮説が成果につながることを実感しました。

つまり、話すのが得意じゃなくても、準備と訓練で『営業のためのコミュニケーション力』は身につけられる。これは、才能に左右されず、誰もが後天的に身につけられるものだと実感しました。」

営業職での成長と現在の取り組み

入社からわずか1年で、営業チームのリーダーを務める秋元。彼は今、かつての自分と同じように営業未経験の部下たちの育成も任されています。その躍進の背景には前職の経験も生かされているといいます。

論理的思考力の活用

「お客様の課題を整理し、解決策を提案する際に、エンジニア職で培った論理的思考力が非常に役立っています。

まるでシステムを設計するかのように、お客様の状況を一つひとつ紐解き、最適なソリューションを組み立てていく。この思考法によって、お客様自身も気づいていなかった曖昧な課題を言語化できた時、『まさにそう!』という反応をいただくことに、何よりも大きなやりがいを感じています。」

これから目指す挑戦

エンジニアから営業への転職、という異色のキャリアを辿っている秋元。そんな秋元が今後挑戦したいのは、2つのキャリアでの経験をつなげる取り組みだといいます。

「技術とビジネスの橋渡し役となることで、より大きなインパクトを生み出したいと思っています。

お客様の抱えるシステム課題は、単なる営業トークだけでは解決できません。エンジニアとしての深い知識があるからこそ、お客様の立場に立って、真に効果的なシステム構成や、導入後の具体的な効果まで踏み込んだ提案ができる。これは私にしかできないことだと思っています。」

読者へのメッセージ

最後に秋元から、読者の方々に向けた力強いメッセージをいただきました。

「対人能力に不安がある人でも、営業マンとして成長できる環境がDigiManには揃っているな、と感じます。私自身がまさにそうだったように、一歩を踏み出す勇気さえあれば、DigiManは必ずその思いに応えてくれる場所です。

環境次第で人は変われる。新しいことへのチャレンジをしたい人とぜひ一緒に働きたいと思っています。」